新潟ジャズ ストリート

今回は 敬称を略している所が 多々あります。失礼 お許し下さい
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 2010年 1月23日。 昼の1時まで寝てました。  風邪で体が動かなかったのです。 発熱以外の風邪の諸症状は すべて出ています。 でも今日はジャズストリートの日、外出するなら 早くしないと、、
 このまま家で寝てるか?、音楽聴きに行くか? 行動せずに後悔するより、結果オーライで動いて正解だった事が約8割の私。 意を決して、ダルさの塊の状態で、自転車で 新潟市 中央区の古町へ向けて走り出しました。


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イベントのパンフレットの、演奏スケジュールの時間割です。 毎回 本当に迷うんですよ。 定番的なお店は行っておきたいし、ジャズ以外のジャンルの音楽も聴きたいし、上手い具合に会場のハシゴ 出来るように 当日まで!頭を悩まして、、結局 古町に行って、入れるお店に 行っている、、 毎回こんな感じです。

でも 今回は ここだけは押さえておかねば! その会場こそ、入船うどんです。

昨年の夏から協賛してたのでしょうか? 私 個人としては初の会場です。 好奇心いっぱいで 残雪交じりの道を自転車で進んで行きます。


 新潟市 の古町周辺は 周りを日本海や信濃川で囲まれているので、新潟島( じま ) と呼ばれています。 下の地図が新潟島のイメージ図です。  

注 地図上の 旗のマークは、目的地とはまったく 関係ありません。 まぎらわしくて すみません


 新潟島の北の端に 入船みなとタワーがあります。

 
風も強い所です。 夏だったら 快適な所かな?
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 そのタワー見上げるようにして、
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 ありました。 製麺所と隣接しているお店が。
 午後2時過ぎ、お目当てのお店に無事に 到着。

①店目 入船( いりふね )うどん お店のホームページに飛びます
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 お店では もうバンドの演奏が始まっていました。 テラス席にもお客さんがいて、15人ほどだったでしょうか? 

 出演バンドは、DEEP BLUE 井上 悟 ( 歌とハーモニカ )・海老名 洋一 ( ギター )・桜田 剛 ( ベース )の3人で構成される ブルースのバンド。 福島県の郡山市から毎回参加してくれるバンドですが、恥ずかしながら、聴くのは 初めてです。

 ブルースってじっくり聴いたことがほとんど 無いのです。 ラジオで聴いたことがある以外は、 予備知識は ほぼゼロ。 
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 恰幅の良い お腹から出される、歌声、 板の間に響き渡る、アコースティック・ギターの力強さ、鮮明なハーモニカ、そして 気心の知れた間柄( だと思われる )だからこその 3人のアンサンブルの見事さ。

 英語の歌詞が解らなくても、音楽知識なくても良い物は、良い。 ブルース独特の けだるさ も、張りのある歌声で 迫力満点。

 ようやく落ち着いたところで、飲食店お邪魔している以上は、何か注文しないと、、 店内を移動すると、うどんの食券販売機が! 演奏中に 麺をすする音をさせるのは いかがな物か? しばし考慮の末、「 演奏中は 食麺禁止、とはどこにも書いていない。 なら、うどん屋さんなら うどんを注文するのが当然!! 」

 入船うどんを注文。
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香川から取り寄せた、小麦粉で打った コシのある麺。 いりこベース? と思われる、とっても深みのある、それでいてあっさりしているダシ。 ご主人の地元、愛媛・宇和島産のじゃこの天ぷら( ジャコテン )。 ダシによく溶ける すりゴマ。 

鑑賞の邪魔にならないように、静かに麺をすすり、ダシを飲み、ジャコテンを かむ、、、 

 来て良かった 幸せは 680円で買える。

 演奏の音量が大きな所では、箸でつかむ麺も多く、ひと息に口の中へ。 ギターを強く かき鳴らす所では、多量にダシを飲み込み、ハーモニカの音色が踊る所では、ジャコテンをすりゴマと一緒にかみ締め、、 ブルースと うどん食の競演。 無理を押して来た甲斐があった。

  ジャズ ストリートは、バンドが だいたい1時間 演奏して休憩に入ります。 その間にお客の入れ替えもあります。 ( 基本的には、出入りはいつでもOKですが ) その後もう1セット( 約1時間 )同じバンドが演奏する、都合 2セットが 標準的な演奏形体です。 お客さんは、続けて2セット聴くのも良し、他の会場に行くのも良し、この自由度がジャズ ストリートの魅力の1つでもあります。

 続けて聴きたい所ですが、まだまだ他の会場へも行きたい私。 入船うどんを後にします。


 自転車で 古町方面に。 まったく予定を立てていないので、行き当たり ばったりです。 音楽 文化会館( の練習室 )や、市民プラザのホールなどでも演奏は行われていますが、足を運ぶのは、喫茶店や飲食店。 
 小雪交じりの天候にも関わらず、古町界隈は パンフレットを持った人が けっこう見受けられ、【 満員 】で入れない会場も、、 こうなると 自転車の機動力を活かせます。 入れたらラッキーな人気店、ジャズ フラッシュへ。 

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②店目 ジャズ フラッシュ お店のホームページへ飛びます

 到着したのが3時過ぎ、運良く入店できした。 
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参加バンドは、大阪きゅーぴっつ。 清水 ゆかり ( ピアノ )・吉川 ナオミ ( 歌 )←この2人は大阪の方、五十嵐 誠 ( ベース )・西尾 研一 ( ドラム )の4人 【 カルテット 】編成。

 店内は はっきり言って 狭いです。 みんな詰めに詰めています。 けれども ジャズ フラッシュの魅力である ほどよい照明、音の良さをそのまま味わえる 店内構成を みんな知っているので 満足のお店です。

 曲は ジャズのスタンダードあり、ビートルズあり、スティービー・ワンダーありのバラエティに富んだ構成。 ジャズを聴くときに、目を閉じ、腕組みの姿勢の人が、男性には多いです。 リズムに合わせて体を揺すったり( スゥイング )、指をヒザの上やテーブル上で 気持ちよく動かしたり、足をステップさせて、拍子を刻んだり、、 思い思いで演奏を楽しんでいます。 私もその1人。
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 演奏中、ふと目を開けて横の長いすに座っている お客さんを見ると、3人の男性がみんな 腕組みして、目をつぶって、スゥイングしていました。 しかも3人とも服装 黒ずくめ! 当日の私も黒。 はたから見たら 4人がまったく同じ様子だったかも、と絵柄が浮かんで 妙に可笑しいひとときでした。

 風邪で耳が馬鹿になっているせいか、マイクを通した歌声が ちょっと聞きにくかったのですが、ドラムとのデュエットの場面では とても良い感じでした。 

 1セットが終了したので お店の外に待っている人のため、退店、退店


 夕方も5時すぎ。 からかみ屋さんへ。
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③店目 からかみ屋 お店のホームページに飛びます。
 この からかみ屋さん、今までの飲食店とは異なり、日本伝統の古式装飾柄を用いた ふすま紙などや、
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和もの以外にも 外国の織物なども商品として展示されているギャラリーです。 

 ここで演奏するのは、
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 イタリア出身ギタリスト、ファビオ・ボッタッツオさん と、ベーシスト 東 聡志さん のデュオ。
 
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ファビオさんは、ギターを主にピックを使って演奏しますが、曲によっては、右手の指でポロポロとメロディーを奏でます。 これが 心地よくて 心地よくて、、 風邪の疲れも手伝って、こっくりこっくりと、、、 、、、 はっっ、、いかん いかん! 拍手拍手
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 重たいウッド ベース ( コントラバス )を抱えて、弦を指で弾く ピチカート奏法で メロディーを なぞるは 東さん。 彼は ガッ、ガッと弦をボディーに押しつけて 曲にアクセントを付けます。 カッコイイ。 コントラバスの大きなボディで 増幅されるボンボヨ音が また快適で快適で、、 強風の中 自転車漕いだ疲れも手伝って、、 こっくりこっくりと、、 、、、 はっっ!! いかんいかん! 拍手拍手

 失礼 極まりない行為ですが、仕方ないんですよ、気持ちよいから、、 弦楽器の音色のゆらぎは 魔法のようです。 この2人は 時おり 「 俺はこんなフレーズを出すけど、お前 どう出る? 」 みたいな感じでお互いの反応を見ながら演奏してました。 リラックスと緊張が同居する弦楽器の重奏。 波の穏やかな夏の夜に 波間で舟に乗って漂っているような、、、

 すいません 結局 曲目覚えていません、、 拍手だけは精一杯贈り、次の会場へ、、

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 よる6時すぎ、次なる舞台、可児・フラウ・エバに 到着。

④店目 可児( かに )・フラウ・エバ

 洋食屋さんです。 軽食も美味しかったです。 このお店の特色は、

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 演奏者とお客さんの距離を見て下さい。 テーブル隔てた 向かい側、すごい近さ。 
 他会場でも 一番前の席ならあり得る状況ですが、ここ 可児・フラウ・エバでは 真向かい、演奏中もじっと見てたら 演奏しづらいだろうと、ずっと目をつぶって聴いておりました。( よく考えたら、今までと変わらないですね )

出演バンドは、トリオ・ アルテミス。 
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 写真は、キーボードと おしゃべり司会?担当の ちはるさん。 
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 バイオリンの 健弘さん。 フルートのSHIEさん の3人。

 中島みゆき あり、リベルタンゴ あり、日本の四季メドレーあり ショパン あり とジャンルは多彩。 特筆すべきは、フルートとバイオリンの相性の良さ!! 優雅で 軽やかで まるで 高級 安楽椅子(?)で揺られているようでした。 今回は ちゃんと起きていましたよ。

 キーボード担当と バンドのまとめ役、ちはるさんの出演者やお客さんをリラックスさせる 笑いの絶えない司会も楽しく、音楽スクール or 幼稚園の生徒のごとく、楽しいひとときを過ごせました。 
 ショパンの 幻想即興曲( ですよね? 記憶がうろ覚えで。 違っていたらすみません )は圧巻でした。

 もう一軒 行けるかな? とりあえず お店を出る。


 ジャズストリートと言えば、ジャズ喫茶スワンなのです。 新潟市のジャズ喫茶の象徴的な お店だけあって、人気はとても高く、とっても運が良くないと座ることが出来ません。 
 駄目もとで 自転車を走らせます。

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 スワンに到着。

⑤店目 ジャズ喫茶 スワン お店のホームページに飛びます 

幸運にも カウンター席に座ることが出来ました。
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 ここで 本日はじめて コーヒーを注文。( 記憶違い フラッシュでもコーヒー飲みました、、) まだ演奏は始まる前でしたが、後ろの入り口から お店に お客が入ってきます。  お店には 20人強のお客さんが席を埋めています。 

 ジャズ ストリートは 席の予約などは出来ないので、先着順 もしくは セットが終わって お客さんが入れ替わるとき、首尾良く お店に訪れて、席を確保出来れば お目当てのお店で 、お目当てのバンドの演奏を楽しめる。 平等です。 お店を 何店も訪ね歩いた末、意外な場所で 予想外の素晴らしい 演奏を聴けることも、、、 偶然性にも左右される それが このイベントの良いところ。
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 夜8時からスタートしたバンドは SBISM。 石山 浩平 ( ピアノ )・佐々木 優 ( ベース )・佐藤 龍哉 ( ドラム )・宮原 英晃 ( アルト サックス )・坂 菜奈絵 ( フルート )の5人編成の 【 クインテット 】

 順不同ですが バンド名は メンバーの頭文字から とったそうです。 

 演奏された曲は、ジャズのスタンダード が中心の 本日初めての 純然たる ジャズのバンド。 このジャズ喫茶スワン、カウンター席からも 壁を隔てた 楽器の音色が とても鮮やかに聴こえます。 スネアドラムを勢いよく 叩く音、伴奏するピアノの音色、規則正しく 歩くようなリズムを刻む ウッドベース、自然に耳に入る フルートの音、

そして 個人的に ここジャズ喫茶スワンで一番素晴らしく響き渡るのが 、管楽器!!。 ジャズの楽器では サックス ( 特に アルト・サックス )が 大好きな私。 馬のいななきと形容される サックスの歌声は、心地よい波動となって 私の体を活性化してくれました。

 ジャズ喫茶として 長年存在していけるのは お客に提供できる この素晴らしい音の響きがあったれば こそ。 

 1時間弱の演奏が終わって、お店を出る。  それにしても スワンで聴く生演奏は 本当に良い。 会場に関わらず、やっぱり 生演奏は体にとても良い。 1000円の共通チケット1枚で 5店もハシゴが出来てしまう 新潟 ジャズ ストリートは 本当に有り難い。 

 けれども、スワンや 他のジャズ喫茶の置かれている状況は とても厳しい。 存続しようと懸命に努力されているおかげで、 私たちは音楽のお祭りを 心ゆくまで楽しめるのです。  日常の風景が永遠では無いことは、古町の老舗書店 北光社の閉店で痛感されました。  今回で 15回を数えた ジャズ ストリートというイベントが、永く続いてくれることを切に願います。 

そのためにも、古町に訪れた際には、ジャズ ストリートの会場を提供してくれた お店で コーヒーを飲みましょう。 料理を注文しましょう。 お酒を頼みましょう。

 次回 16回新潟ジャズ ストリートは、7月! 土日の2日間の連続開催です。 冬が苦手な貴兄、暑いのが平気な貴方 は ぜひぜひ楽しんで下さい。

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この記事へのコメント

torikera
2010年03月05日 00:07
新潟すごいですねぇ
いやぁ地元の方は幸せです
しかし、うどんすすりながらのライヴも良いですね
1000円の券一枚で5軒ですか
これは価格破壊だぁ
自転車じゃないとまわれませんね(笑)
赤うどん
2010年03月05日 23:05
 風邪で頭がバカになっていたので、うどんをすすっている最中は、「 俺は今、うどんをリズミカルに食べることで、バンドとコラボしている!! 」などと 妄想してました。 まさに馬鹿者でした、、 
 とりけらさんのおっしゃるとおり、1000円の共通チケットはとてもお得です。 2軒回れれば 十分 元はとれます。 けれど、会場が基本的に 普通の飲食店なので、キャパシティーは 小さいです。 満員で入れないことも しばしば。 そこで 自転車がまさに大車輪に活躍してくれるんですよ。 
 ただ、共通チケットを持っていても、来店したときに 注文をせずにいる方が結構いました。 次回訪れる方は、 感謝の気持ちを形で表してほしいと思います。

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