物語の祖

永遠不滅の物語。 
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 少年期に いわゆる” 世界名作文学 ”をまったく読んでいなかったおのれの恥じ、一般常識として、” 世界的な名作 ”に、最近 挑戦してみたのです。 が、文学者の訳がどうしても受け付けません、、 妙に芝居がかった台詞と、限りなく直訳に近い文体、、、 原文で読みたいです。  語学をもっと勉強しておけば、話せなくとも、読書さえできたら、、 

 外国の古典は読めなくとも、日本の古典は読めます。 なんといってもひらがなと漢字交じりですから。 


『 竹取物語 』 岩波文庫 420円

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 写真は私が読んだ 岩波文庫ですが、少々注釈が 物足りない気がします。 値は張りますが、角川文庫版が 読みやすいかもしれません。

 角川ソフィア文庫 620円


 『 竹取物語 』 すなわち 『 かぐや姫 』ですね。 日本人なら あらすじを知らない人は いないのでは? というくらい絶対的な知名度のある古典です。 およそ1000年前には原型が存在していた といわれています。 アルビレックスのバスツアーの車中で読みました。 ページ数にして50も満たない短編です。 漢字かな交じりの原文を 解らないところは、脚注( ページの下にある用語解説 )を参照しながら、1時間ほどで読了。   

こんなに面白い物語だったのか!!! 21世紀に生きる私が読んでも まったく違和感がない、人間描写に優れる作品でした。

 かぐや姫に求婚する、5人の皇子が、悪知恵を尽くして この世には存在しない 宝物を探すエピソードは、ファンタジー小説そのもの! そして、皇子たちの従者たちの対応がホントに面白い。 無理難題に 振り回された挙げ句、堪忍袋の緒を切らす者・トンズラする者・だます者・早々に愛想を尽かす者 と、とても描写豊か。

 少し読みづらいのは、帝( 天皇 )の求婚の所ですが、脚注をたよりに なんとか読み通して見てください。 当時の絶対者を、好感がもてる人物として描いています。

 そして、かぐや姫が月に帰る場面。 かぐや姫の最後の言葉は、バスの中で、目から汗がジンワリ浮かぶほど、、

 内容には あえて触れたくないのですが、『 竹取物語 』の作者は、当時の宗教観と まったく対極に当たる 幸福観念を持っていたのです。 

 竹取物語は、物語の祖( おや )と呼ばれています。 起伏に富み、老若男女すべてを 引きつける、魅力が詰まった、元祖。 

現代語訳ではなく、漢字かな交じりの 原文を楽しんで見てください。 流れるような、磨きに磨かれた、名文をぜひとも!!

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