おくればせながら 「 おくりびと 」

 良作でした。
画像

 今年のアカデミー賞・外国語映画賞を受賞した 滝田洋二郎監督の「 おくりびと 」を今頃観ました、、 流行ものにはてんで疎いので、WOWOWで 今晩(8/2)放送していたものです。

 亡くなった人の手足を清潔に拭ったり、装束を着せたり、生前の姿が忍ばれるように お化粧を施したりする・納棺師の物語。 

 正直、先入観があって 敬遠してました、、 抽象的だったり、観念的なのでは? 催涙映画なのでは? 説教くさいのでは? 期待半分で見始めたのですが、物語の導入部は、控えめなコミカルな感じで、意外にも すんなり映画に入って行けました。 これ大事です。 

堅苦しくもないし、重々しくもない、普通のドラマです。 

 2時間10分ほどの作品ですが、中だるみすることはありませんでした。 
 それは 故人に相対する人々が良く描けていたから、、 それぞれの立場だったら、うなずける・理解できる 人間描写が練られているから、、  

 死者に携わる仕事への 偏見の場面も、、 恥ずかしい話、私にも ありました。 もっとも、私の場合は、現代仏教の葬儀の形式にですが、、 

 作品中での納棺師は、遺影を元に 生前の生き生きしていた頃のように お化粧をします。 納棺師が仕事をすることで、ただの死体が 亡くなった家族に変わります。 その 在りし日を しのぶ姿になることで、残された人は、故人と過ごした日々や思い出を改めて実感できるのだと、、 

 納棺師の仕事は、故人だけでなく、残された人との つながりを、共に過ごした時間を 尊重させてくれる仕事なのだと感じました。 

 大仰な表現など無く、俳優さんの おさえた演技で、本当に いい映画でした。 

 私と同じく、先入観で 未見の方は、ぜひ おすすめします。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック